Picoti-Picota

地面に、散らばるエサ、つつけ、つつけ、ツンツンと

そこそこの祝福と少しの羨望

高校時代の友人が結婚をした。

2度目の。

 

彼女の1度目の結婚の時、私は県外にいたし個人的にそこまで仲良くなかったので結婚式には行っていない。

気がつけば、結婚して子どもがいて離婚をしていた。

別の友人を通して交流が復活し、時には合コンに誘われて行ったけれど、彼女はほんとにすごいと思った。

どの合コンでも必ず成果物を持ち帰る。

バツイチ子持ちであることは隠さず、それをモテの武器にさえするし、かと言って子どもほったらかしで遊び歩く(まあそんな時もあっただろうけど)のが目的ではなくて、飲み会がどんだけ盛り上がっていても子どもや面倒をみている親から電話一本あればさっさと帰る。

でも、帰る前にちゃんと「まあまあ」と思った男の連絡先をこっそり交換しているのだ。

 

恋愛体質ってこういうことなんだな、と常々思っていた。

 

結婚式は、相手側も2度目だったからだろうけれど、友人がメインで、最初から二次会みたいな、会費制のちょっとしたお披露目パーティだった。

会場の店を知った時点で期待はしていなかったけれど、飲み放題というだけで料理はツマミしか出てこないようなシケた内容だった。

ただ、どうでもいいビンゴだの余興だのがなかったのは良かったし、終始新郎新婦は店内をうろついて参加者とコミュニケーションができたので、距離感の近い良い雰囲気だったと思う。

出し物といえばせいぜい、参加者から集めた写真をスライドにして流していたぐらい。

 

最後に、本来は彼女の親と留守番の予定だった彼女の娘(小6)が現れた。

花束を贈呈したところで母娘は泣き出し、その2人を旦那が抱きしめた。

すでに旦那は彼女の実家に暮らしていて(彼女は跡継ぎなので婿入りが条件)、彼女の親や娘にも受け入れられていることは知っていたんだけど、旦那が娘の肩を抱き寄せ、娘は躊躇せず彼の腹に顔を埋めて泣いたのを見て、ぐっときた。

 

うまく言えないけれど、「家族ができた瞬間」みたいなのを見た気持ちになった。

もしかしたらそれは、出産の瞬間と同じぐらい、貴重なシーンだったのかもしれない。

私は子どもを産めないと思っているし、家庭を持つことに大きな執着はないけれど、だからこそ血のつながりがない家族の誕生に、心を打たれたのかなあと思っている。

 

正直、「両方2度目なのによく結婚式やるなあ」なんて思わなくもなかった。

でもあの瞬間を見せてもらえたのは本当に良かったし、純粋に祝福する気持ちになれた。

嫉妬とは違う意味で、羨ましいなと思わせてもらえた。

 

なんだかんだ、結婚には愛がよく似合うよね。

 

おめでとう。家族みんなで仲良くね。